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Q.桃鉄アプリはAndroid版無し?2018年新作発売はいつ?コナミとの確執とは?



※2018年8月13日再編集


 A.桃太郎電鉄のスマホアプリは、2011年よりiPhoneで配信されている『桃太郎電鉄 JAPAN+』のみとなっています。Android版はリリースされていません。

◆『桃太郎電鉄 JAPAN+』概要

 プレイ年数「1年」は無料、最長「20年」+カード・イベント・目的地増加の『完全版』は1,080円となっています。

 オンライン対戦はありませんが、基本のCOM戦のほか、1つのアプリで3人同時プレイが可能な対戦モードが搭載しています。

 また、『桃太郎電鉄 JAPAN+』はコナミからリリースされていますが、そのコナミと桃鉄作者・さくまあきらさんは決別状態にあるため、『桃太郎電鉄 JAPAN+』の大きなアップデートをはじめ、Android版リリースといった新たな展開に至る可能性は極めて低いでしょう。











桃鉄が発売されなくなった経緯


 元々ハドソンから発売されていた桃太郎電鉄シリーズですが、1998年にメインバンクである北海道拓殖銀行の破綻をきっかけに同社の経営が悪化。桃鉄の運命も大きく変わることとなります。





 2001年にコナミが筆頭株主となり、2005年に子会社化。2011年には完全子会社、翌年に吸収合併し、「ハドソン」はブランド名として残されていたものの、2014年にはコナミブランドに統一されて消滅しました。


 これら経緯に影響される形で、ほぼ毎年末に発売されていた家庭用桃鉄は2010年末発売のDS『桃太郎電鉄WORLD』を最後に中断され(携帯・スマホは継続)、3DS『桃太郎電鉄2017 たちあがれ日本!!』(2016年末発売)までは6年の月日を要しました。



 コナミとさくまさんの関係悪化が広く注目されるきっかけとなったのが、2012年のツイートでした。





 この「コナミの井村」という方は表舞台に出てくる社員さんではないため、桃鉄との関わり方や役職等の詳細はわかっていません。



 ちなみに2012年はコナミが吸収合併された年で、同年(合併発表から1時間後)に自身のニコ生番組に出演した元社員の高橋名人も複雑な様子で言及していました。







 2014年には、『2017』の原案と言える「東日本震災復興編」に対するコナミからのレスポンスがなく、更に桃鉄を「ソシャゲで出したがっている」とのツイートが話題となります。









 2015年、完成している「東北復興編」が発売できず、権利を買い取る提案をコナミへ持ちかけるも、「要求した返答」が無いという現状を告白します。







 「炎上」とも言える騒ぎを受け、コナミは同日にコメントを発表しました。


『桃太郎電鉄』シリーズに関するお知らせ

お客様各位 2015年6月3日
株式会社コナミデジタルエンタテインメント


平素は弊社製品をご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。

『桃太郎電鉄』シリーズの制作について、お客さまにご心配をおかけしております。

同シリーズは、多くのファンの皆様からご支持頂いていると共に、弊社も長年かけて育ててきた大切なタイトルですので、今後も続けて参りたいと思っております。

次回作をどのような形で提供できるかについては、さくまあきら氏と話し合いを続けておりますが、残念ながらまだ結論が出ておりません。

一日も早く、ファンの皆様に喜んでいただける作品をお出ししたいと思っておりますので、引き続き同シリーズをご愛顧賜りますようお願い申し上げます。



 「弊社も長年かけて育ててきた大切なタイトル」の一文が火に油を注ぐ形となり、さくまさんは翌日に「さよなら、桃鉄。」とツイート。

 桃鉄シリーズは終了するものと見られていました。








満を持しての復活


 ファンの失望から約1年半、2016年末に任天堂より3DS『桃太郎電鉄2017 たちあがれ日本!!』が発売されます。

 開発は旧ハドソンスタッフを中心とした「ヴァルハラゲームスタジオ」が行っており、任天堂が発売及び販売を担った形となりました。当初の計画通り、桃鉄の権利をコナミから買い取り、売上の一部を収めることでリリースにこぎつけたようです。






 インタビューなどの情報によると、開発は2015年後半には始まっていたとのこと。任天堂からは春発売の提案があったものの、「桃鉄は年末」というさくまさんのこだわりを受け、開発期間は1年となりました。

 開発期間が伸びたことにより、『桃鉄2017』には当初のテーマ「東日本震災復興編」に加え、2016年春の熊本地震の要素も含まれています。


 「震災復興」は単なるテーマではなく、システム的にもしっかり組み込まれています。

 一例をあげると、ゲーム開始当初は八戸~仙台~高萩駅間が『震災駅』として通行もできない状態となっているものの、一定年数で線路の復旧イベントがあり、特別な効果を持つマスとして利用できるようになります。

 ネタバレとなるためその他詳細は記載しませんが、熊本、そしてある地域にも固有の震災・復興イベントなどが用意されています。



 『桃鉄2017』の役割について、さくまさんは「東北や熊本に行きたくなるようなお誘いをすることが、一番だと思っています。」とコメント。

 スタッフの桝田さんも「たかだか5つか6つの物件なんだけど、それでもイメージがまったくない土地とは、ぜんぜん違うんだよね」と、今作の開発を経て、被災地の地名や位置、産業が桃鉄の地図でイメージできるようになったと話しています。


 結果として、『桃鉄2017』は2017年末までに約38万本の大ヒットを記録。歴代シリーズの中でも上位に位置づけています。


 桃鉄シリーズはどのタイトルにもそれぞれの特徴や良し悪しがあるため、発売時期に関わらず古い作品もじわじわと売れ続けるという傾向があります。

 最後の据え置きハード版となっている『2010』のように、『2017』も長い年月をかけて売れ続けるタイトルとなるでしょう。







Switch新作 or 『2017』が最後?


 最新作の3DS『桃太郎電鉄2017』が発売された後のさくまさんのインタビューでは、新作制作の可能性も示唆されていました。

 以下、インタビューから一部を抜粋しています。


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Nintendo Switch版の話も飛び出した! 6年振りに復活した『桃鉄』という唯一無二なゲームのすごさとは?


さくま氏:
 僕としては次の『桃鉄』も、桝田くんにやってもらわないといけないですから。本当はもう桝田くんに全部任せたかったんですけど、「1人でやるのはイヤだ」って、本人に言われちゃったので。



※桝田省治氏 … 約20年ぶりに桃鉄に参加。代表作は『俺の屍を越えてゆけ』シリーズ(シナリオ)、『パタポン』(監修)など。


さくま氏:
 『(桃太郎電鉄)HAPPY』ってあったでしょ? あれは「HAPPY END」のつもりだったんですよ。その時はいろいろあって、もう『桃鉄』を止めるつもりで、そのタイトルをつけたの。だから今までにも、けっこう何度も止めようと思ってるんですよ。




さくま氏:
 じつは任天堂さんからは、「こういうハード(Nintendo Switch)を作っています」という説明を受けてはいたんです。でもその時は、ただ口で説明されただけだったので、このあいだの正式発表を見るまでは、ちっともわかんなかったんですよ(笑)。

桝田氏:
 あのハードと『桃鉄』の相性は、かなりいいと思うよ。

――たしかに、TVの大画面を囲んで遊ぶこともできるし、外に持ち出して、画面を見ながらみんなで遊ぶこともできるので、『桃鉄』にはピッタリですよね。

さくま氏:
 桝田くんが作りたがってるかどうかじゃないかな?




 さくまさんとしては、『2017』も『HAPPY』の時のように最後の桃鉄として捉えていて、もし次をつくるなら桝田さんに任せたいというスタンスなのでしょう。


 さくまさんのTwitterでは、2017年8月の被災地訪問(「桃鉄」から「三鉄」へ さくまあきらさん2000万円寄付 | 河北新報オンラインニュース)以降は、桃鉄に関する目立ったコメントは無い状態です。





 さくまさんは2012年に脳内出血で入院されて以降、闘病生活が続いています。『2017』もそうした環境の中で開発が続けられました。









 2018年3月には、ファンに返信する形で桃鉄への言及がありました。


 


 『2017』をプレイしているユーザーへの返信で、「最後の桃太郎電鉄」としています。

 さくまさんにとって「最後」なのか、それともシリーズ自体が「最後」となってしまうのか、真意は不明です。



 2018年7月29日には66歳の誕生日を迎えられました。





 「続編を作って欲しい!」との声は絶えませんが、さくまさんとしては、このまま旅と食べ歩きとベイスターズを楽しみながら、ゆっくりと過ごしていたいのかもしれません。





発表されるなら9~10月


 『桃鉄2017』は2016年9月1日に発表されました。

 歴代の桃鉄も9~10月発表 → 年末発売となっているケースがほとんどですので、もし発表があるとするならその時期となるでしょう。


 発売されるか否かは、上記インタビューにもあった通り、初期、そして『2017』の桃鉄でもさくまさんの右腕として活躍した桝田さん次第と言えます。

 果たしてその時期に「Nintendo Switch」での新作発表はあるのか、それともその前に「無いよ」とさくま節でバッサリ切り捨てられてしまうのか、期待しましょう。