【食物連鎖】牛66頭殺害の熊「OSO18」 味噌で煮込まれ飲食店で提供



 2019年から北海道の標茶町や厚岸町などで牛66頭を殺害し、酪農家の被害額は数千万円にも及ぶことから、北海道庁が異例の特別対策班を設置していた最凶ヒグマの通称「OSO18」(地名:オソツベツ・前足幅が18cmから付けられたコードネーム)。


 足跡がつくのを嫌っていたのか、わざわざ川の中や橋の下を迂回して移動していたこと、ハンターの猟銃発砲が禁じられていて、カメラにも映りにくい22時から26時ごろに行動していたことなどから「忍者熊」とも形容されていました。


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 OSO18は7月30日、釧路の牧草地で横たわっているところを役場職員が発見し、首と頭部に2発の銃弾を打ち込み絶命。

 顔に負っていた2箇所の傷から菌が繁殖して衰弱していたと推測されているほか、その傷はOSO以上に凶暴な生物によってつけられた可能性があるため、周辺地域には更なる警戒が求められています。



OSO18と知らずに解体・販売


 あくまでも一匹のヒグマとして捕獲されており、その場のハンターが「もしかしてOSO18かも知れない」という機転を効かせて体毛の一部をDNA鑑定に依頼しました。

 クマ自体は適切に処理する必要があるため、通常通りそのまま販売され、以下の24日プレオープンの店舗もOSO18とは知らずに購入したとのこと。

 また、DNA鑑定の結果は18日の段階でメールにて送信されていたにも関わらず、役所は金曜の閉庁時間を過ぎていたこともあって情報の公開が遅れていました。


 「HTB北海道ニュース」は、OSO18が提供された釧路市内に25日オープンの飲食店を取材。

 捕食した客によると、牛66頭を襲っていたが、味噌煮込みで調理されていたため臭みはなかったとのことでした。



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